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社会人大学生の日常

社会人大学生

こんにちは、データベースマーケティング研究所の萩原です。かなり久しぶりの投稿になりました。

いきなりの私事で恐縮ですが、今年度から電気通信大学の先端工学基礎課程に編入学して勉強しています。そこでこの記事では、社会人の大学生活の良いところや大変なところを共有したいです。

大学入学のモチベーション

高校卒業後は大学で修士まで 6 年間物理学を専攻してきましたが、卒業後はITエンジニアとして仕事をしていました。業務や趣味でコンピュータや開発手法、数学などを勉強していると大学で一通り学びたいと思うようになり、電気通信大学に 3 年次編入学しました。大学院に進学することもできたのですが、初めは研究よりも学ぶことに重きを置きたいと考えて学部への進学にしました。

日常

私の所属している先端工学基礎課程は社会人向けの夜間のコースです。平日は毎日19:30から1コマ90分のオンラインで授業を受けます。だいたい授業が終わったら家事などをしつつ課題をやります。
土曜日は対面授業があるので、朝から大学に行き夕方まで授業を受けたり課題をしたりしています。

良かったこと

数学を学ぶのに役立つ

授業があることによって、数学や物理の勉強が強制的に進んでいくことが学習に役立ちました。独学をしていると細かい点が気になりなかなか進まないこともあるのですが、授業に沿って強制的に進んでいくため早めに全体の概要を把握することができます。
解析、代数、統計、確率など色々な分野の数学に少しずつ触れることになるので、面白い部分を発見できることもよかったです。*1 *2 ある授業では毎週数学の証明の課題があり、教授に添削してもらうことができました。なかなか証明を添削してもらえることが無いので非常に勉強になりました。

実験をできる

個人では用意することが難しい機器を使って実験をすることができるのは貴重な体験でした。 *3 自分で作った回路やプログラムが意図した通りに現実の世界に影響を与えられると楽しいことがわかりました。あまり興味のある対象ではなかったので個人的には大発見でした。

図書館使い放題

大学の図書館では理工に限らず様々な本を借りることができます。法律や経済、はたまたビジネス書なども借りることができるので、興味のある分野なら大抵は本が手に入ると思います。 自習コーナーはなぜか空いていて学内のネットワークも使えるのでかなりおすすめです。

大変なこと

課題に時間がかかる

コロナ禍でオンライン授業になった結果*4、半分くらいの授業で毎週課題やレポートが出ます。私は半期でだいたい 10 コマくらい受けていて毎週 6~7 個ほど課題があります。一日当たり一つの課題をやらないといけないので、実験レポートや中間レポートなどの重い課題が出ると期限ぎりぎりになってしまいました。*5

落単の圧を感じる

テストやレポートの結果、残念ながら単位を取得できないことがあります。幸いまだ単位を落としてはいませんが、これ単位取れるのか?と感じることもありプレッシャーを感じます。

最後に

来年からは卒業研究が始まるので楽しみです。ハイパフォーマンス・コンピューティングのなんらかの研究をする予定です。

電気通信大学の先端工学基礎課程ではフルタイムの仕事と夜間の授業が両立できる環境になっています。社会人大学生の選択肢としては放送大学や通信制大学を除くとかなり通いやすい大学だと思います。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。 さて、今日までの課題をやりますか。。。*6

*1:最近面白いと思ったのは、ラプラス変換によって微分方程式を代数的に解くことができるということでした。こんな方法で解けるんだ~と思いました。

*2:そういえば幾何はまったく触っていない気がします。

*3:今年はコロナの影響で実際に器具を触らない実験も多かったです。残念。

*4:もしかしたら昔から多いのかもしれません

*5:この他に中間や期末の試験やレポートがあります。

*6:退勤したら、、、