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UNREAL FEST 2023 TOKYOとUnity産業DXカンファレンスに参加しました🚃

こんにちは。テックラボの高橋です。

Unreal Engine、Unityは有名なゲームエンジンですが、 その3Dリアルタイムレンダリング性能や昨今のXRの機運の高まりにより、 ゲーム業界以外でも注目が高まっているようです。

私はUnreal Engine/Unityともにほぼ触ったことの無い非ゲーム開発者ではありますが、 せめてこの分野の雰囲気だけでもキャッチアップしたいと考え、6月、7月と立て続けに両者のカンファレンスに参加してきました。

Unreal Fest 2023

(https://unrealengine.jp/unrealfest/2023/)

私は1日目の"Unreal showcase"に参加しました。 会場は1Fが企業展示となっており、B1F・2Fが講演会場となっていました。

東急建設さんの「東京メトロ銀座線渋谷駅移設プロジェクト~Twinmotionによる課題解決策と今後の展望~」では、渋谷駅の再開発事業において3DモデルのレンダリングにTwinmotionを用いた例が紹介されていました。 レンダリングした動画を関係者と共有することで、手戻りを抑えることができたとのことです。

unrealengine.jp

Twinmotionは建築分野で用いられているUnreal Engine製の3Dレンダリングソフトです。 私も少し触ったことがありますが、直感的かつ最低限の機能に絞り込むことで、3D関連のソフトを利用していないユーザーでも比較的高速に3Dを用いた資料用の画像・動画を出力できるツールだと感じました。

1Fの製品紹介ブースでは、株式会社スパイスさんのブースでフェイスモーションキャプチャのデモが行われていました。

mocap.jp

www.youtube.com

現在は映像業界・ゲーム業界で使われているこのような技術ですが、 各種センサーを搭載したモバイル機器やVRデバイスの発展により、 将来的にはより身近な技術になっていくのかもしれません。

Unity産業DXカンファレンス

industry.unity3d.jp

こちらも企業展示と講演会場が展開されており、比較的XR的な内容の発表が多かったように思います。

企業展示ではプレティア・テクノロジーさんのARサービスをヘッドマウントディスプレイを利用して体験させていただきました。

corporate.pretiaar.com

Meta Quest Proを被ったのはこの時が初めてでした。メガネ有りでも被れる点とカラーパススルー機能がある点は、とても便利ですね。Meta Quest 3の発売を待とうと思っていましたが、Quest Proにもかなり惹かれてしまいました。

講演の中では、ニコンさんが開発を進めている遠隔MRシステムが面白そうでした。 Hololensと追加の外部カメラを組み合わせたシステムらしいですが、このあたりはVision Proが世に出たらまた最適なシステム構成が変わってきそうですね。

Unity Japanさんの講演では、Unityのレンダリングシステム、HDRPとURPの紹介がありました。 Unreal Engineのような美麗な映像はUnityでも問題なく作れるよ…ということだと思いますが、モバイルでの性能も担保しつつレンダリング性能も追い求めるのは中々大変そうですね。 多くのプラットフォームをサポートすることの難しさを感じます。

まとめ

Unreal Engineはそのフォトリアルな映像を打ち出してすでに映像業界や自動車業界で採用が進んでいる印象でした。一方UnityはXR分野で広く使われているようです。 特にXRは進化の激しい分野と思いますので、定期的にウォッチし、今後のサービス開発に活かしていきたいです。