こんにちは、研究所の塩田です。 今日は、どの年代にも共通する話題についての記事です。
突然ですが皆さんは、健康ですか?
実は私は即答できないんですが(笑) ちまたには健康を示す指標があふれていますね。 健診結果は代表的なものですが、数値が羅列されていることや1年に1回ということで、なかなか自分の健康を把握しにくいなぁと思っております…
普段フツーに生活していては自分の血液の中身はわかりませんしね… 知りたい!と思ったときに健康状態を表してくれる指標があると便利だなぁ。
健康年齢を調べてみた
日本において平均寿命が延伸していることはよく知られていますが、健康で生活できる年齢=健康寿命への重要性が高まっていますね。 そんな中、無料で自分の健康状態(健康年齢)が表示されるアプリ*1を試してみました~
そして結果は…
*諸事情により実年齢をマスクしております。
「実年齢マイナス15歳!」でした。
思っていたよりもずっと若いです!やったぁ! (健診結果はC判定なのですがね、ふふふ)
次に、最近いろんなところで測れますよね、血管年齢。 とあるショッピングモールで試してみたところ… 「50代後半」 でした…何もいえない。
このように、とてもばらつきがある結果が出ました。 どちらが私の実際の状況に近いんでしょう… そもそも健康寿命ってどういうことなのかしら、調べてみよう!
健康寿命の定義とは
久々に文献検索をしてみました。 その結果、日本と海外における健康寿命の定義は、やや異なるように思われました
既存の健康指標を調べてみた
実際の健康状態を正確にかつ簡単に測定できる健康指標はあるんだろうか?という疑問をいだき、すでに存在する健康指標はどんなものがあるのかを調べてみました。
主なinputdata
- 年齢
- 性別
- 健診結果
- 生活習慣:自己申告
- 活動量:ウェアラブルデバイス
指標計算のアルゴリズム
- 多くの場合、非公開でした。
指標の表示
- 100までの数値
- 1000までの数値
- ステータス
- 実年齢との差などなど
こうやってみると、指標それぞれって感じですね! 適合度指標のように、絶対的な指標はないんだなぁとあらためて実感しました。 健康という概念は多面的であるため、指標ごとの操作的定義が異なるからなんですかね。
健康の定義とは
ざっくりまとめてみると健康の定義はこんな感じでしょうか。
いわゆる一般的な定義
- WHOによる定義:単に疾患等があることではないというものです
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity*
- 多くの健康スコアによる定義 「医療費が少ない」
健康指標に関する課題とは
- 何を健康として定義するのか
- 誰に結果を還元するのか
- どこまでのデータを使うのか
ということです。
健康に関する指標にはまだまだ議論の余地がありそうです。
これらの知見を踏まえ、多くの人の健康に寄与する業務にも取り組んでいきたいなと思っています!
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*引用:| 健康の定義について | 公益社団法人 日本WHO協会
*1:「beauty24」というアプリです。健診結果の入力が必要です