こんにちは!ソリューション開発チームの中岸です。 データベースマーケティング研究所では、R&Dの他に人材育成にも力を入れています。今回は、社内で開催している機械学習コンペTryOut!をご紹介します。
TryOut!とは
機械学習に造詣が深い読者のみなさまにはおなじみのKaggleを、社内でやってしまおう!というものです。社内の閉じた環境にコンペを行う場を用意し、事業部門が主催者としてお題を出し、それに対して参加者がデータを使ってアプローチします。ビジネスの課題を解決しつつ、サイエンス&エンジニアのスキルアップも目指します。
今回は2つのコンペを同時開催しました。
1. 初心者向け2値分類のコンペ
2. 中・上級者向け画像分類コンペ
初心者向け2値分類のコンペでは、連動して、pythonに触れるところから簡単な機械学習モデルを作るところまで体験する、初心者向けの講座を開催しました。 若手からマネージャー層まで、所属部署も幅広く、普段からデータを扱う職種だけでなく、営業部門やサービスを企画する部門からも、多く参加者がいました。
中・上級者向け画像分類コンペは、マスクをした状態の顔画像から分類を行う、というものでした。
新型コロナウイルスが流行して1年が経ち、AIや機械学習分野にも大きな影響がありました。多くの方がマスクをするようになり、顔認識モデルに取り組んでいる各社が既存のモデルの見直しを迫られています。そこで、今回はマスクをした状態の顔画像を題材としました。*1
コンペ終了後LT会
コンペ終了後には、今回もナレッジ共有のLT会を完全リモートで行いました。
- ドメイン知識をフル活用した特徴量作成
- データオーギュメンテーション
などコンペを通して得た知見を共有しました。
*1:公開されている顔画像データセットを利用しています